理由1
なぜなのか。
なぜ爪を噛むのか。スルメではいけないのか。爪でなくてはいけないのか。
爪噛みさんに尋ねたことがありますか?
そしてそのとき、明確な答えが返ってきたでしょうか。
多分、納得できる答えは返ってこなかったんじゃないかと思います。
だって本人も分からないんですから。
私自身、これだけグダグダと文を書いていますが、その最も重要で短い問いについての適切な答えは見つかりません。
周辺をうろうろするだけです。
言語化できないから体に向かってしまうのであって、説明できるぐらいならそんなことしていないのかもしれません。

ただの癖かもしれない。
初めは理由があったが、その理由は消えても、ただの癖として残ってしまっているケースもあるかも知れません。

以下、私の独断と偏見による考察です。経験的直感で考えたことであり何の科学的根拠もありません。

◎自傷癖としての爪噛み 
爪を噛むというだけでは自傷癖ということは出来ないと思いますが、
しょっちゅう血を出してたりするのはもしかしたら当てはまるかもしれません。
同じ、「やめれば治るのはわかっているのにやめられない」アトピーの引っかくという行為は痒みという原因がある。
爪噛みにはそういう理由はない。

自傷癖の一種と見るならば、リストカッターの言う「血が出ると、生きてるんだってほっとする。」という言葉が参考になるかも知れません。
リストカッターが俎上に出てきてびっくりした方すいません。
やはり手首を切るという行為はやはり「死」と直結しているのでやはり爪を噛む行為とは溝があると思いますが、もしも爪噛みと同じベクトル上にあるのなら、参考になるかなと思ったのです。

どこで聞いたかは忘れましたが、「血が出るとほっとする」初めて聞いた時全く理解できませんでした。
私は注射が嫌で小5で泣き叫んだぐらい痛いのは嫌いです。
痛いのはやっぱり「痛い」でしかなくて、そこに何か意味を見出すことなどできないと。

でもある時、爪をめくりすぎて膿んだところがあっさり治るのを快く思わない自分が居ました。
膿を押し出すことに少しの喜びを覚える自分に気づきました。
やはり注射は嫌いなままでしたが。
「怖いもの見たさ」や、かさぶたをめくりたい衝動ぐらいは誰にも訪れるものでしょうが、それによる色んな不利益(痛みや不恰好さ)を勘案してほどほどにしておくものなのでしょう。
もしかしたら私が爪を噛んだ根底にはリストカッターの彼女達と同じものがあったのかもしれません。

だけどやっぱり腕や手首は絶対に切ることは出来ない。
その違いは衝動の強弱の違いなのか、それとも全く別の要素があるのか。
それともただの軽いマゾなのか?

理由2に続く
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